日記

記録と感想

ライアー×僕僕×ライアー【映画内容ネタバレあります】

 

 

映画公開1週間おめでとうございます!

 

liarliar-movie.asmik-ace.co.jp

 

 

ネタバレなしの感想を言うと、見た人を置いていかない程度にテンポがよくて、まさに笑いあり涙ありの映画でした。全編通してフッと笑える場面が散りばめられてて楽しい映画だし、特に前半がラブコメのコメ感が強くてたくさん笑えます。後半はそこから気づいた真実をめぐるラブストーリー。嘘から始まるけど、嘘だらけだけど、だからこそわかった真実がとても愛おしくなる映画でした。出てくるキャラクターたちまるっと全員好きになる!!!

あと、スト担としては、北斗さんの「エンドロールのために映画を見に行ってもいいくらい」という言葉の通り、エンドロール最高だった。「僕が僕じゃないみたいだ(SixTONES)」ほんっとうにさいっこうだった。(最高以外の言葉を失った人間)。北斗さんが見た目にもこだわって役作りして、文字通り身を削って演じてくれたことに改めて感謝したいと思います。

 

(これ書いてたら、ライアー×ライアーが『松村北斗という俳優を主演にして、何か企画を立てられないか?』というところから動き出した映画だと知ってもう私はもう…………嬉しいよ本当に…………見てこの記事………凄すぎる………

耶雲哉治監督『ライアー×ライアー』企画経緯を解説 松村北斗の“芝居への前向きな姿勢”が鍵に | ORICON NEWS)

 

 

ライビュで初めて映画を見てた帰り道に改めて僕僕を聴いて、1番透、2番湊じゃないのかこれは?!!と、映画を通しての感想が出てきたので後々の自分のために書きます!

以下映画の内容も踏まえて僕僕の歌詞を見ていくけど、解釈は人の数だけあるので、合わねえ!と思ったらUターンしていただけるとありがたいです。というか「映画サイドから見た僕僕」であって、SixTONESサイドから見た僕僕ではない気がしますのでこの他の解釈も山ほどあって然るべきです。合わねえ!と思ったらry

映画を踏まえてってのからも分かると思うけど、内容めっちゃネタバレします。というかほぼ映画の話しかしない気がします。のでまだ見てない人、ネタバレ🙅‍♀️の人は絶対に見ないでください。

 

 

一応オフィシャルサイトとMV貼っておきます!(こうやって公式に貼れる世界最高すぎるね…しみじみ)

www.sixtones.jp

MV👇

youtu.be

MV(Another)👇

youtu.be

 

 

よし、では…。

 

 

 

 

 

ネタバレあるよ!!!いいのね??!!いくよ!!??映画を見た人だけ見てくださいね?!最後に明かされるもう一つの嘘を初っ端から言ってしまうけどいいね??!!(しつこい)

 

 

 

 

 

 

 

 

では、レッツゴー!

 

 

 

僕が僕じゃないみたいだ

作詞・作曲:佐伯youthK

 

愛に咲いた花の名前はLiar

儚く揺れてる

透は動物園で初めて湊に会った時から湊の事が好きだった(これが最後に明かされるもう一つの嘘)(初っ端でした)。再婚すると聞いたときは単純に湊と一緒にいられるのがうれしかった。でもその後この気持ちを貫き通してしまうと家庭が壊れてしまうと思い、透は見込みのないこの気持ちに蓋をすることに決める。透と同じ家で隣の部屋で、毎日会うのに、近くにいるのに遠い湊。

透は愛が芽生えたその場所を嘘で埋めることにした。愛の先にいたのはLiar(嘘つき)だった。

儚く揺れているのが何か、だけど、私は透の感情だと考えました。極端に言うと、リズム的には、「はか~な~く~きえ~て~く~~~」でも言いわけで、でも、"消えてく"ではなくて、”揺れてる”ことから、この感情がいつか戻ってくるかもしれないと読むことができる気がします。

 

 

また僕は嘘をついた

自分の心誤魔化した Ah

縮まらない君への距離

いっそ諦めるべきなんだって

”また”だからこれはきっと透が自分の感情に蓋をした後。湊に対して何度もそっけない態度をとってしまう透。本当は好きだったけど、もう好きじゃない(ことにしてる)から、その反動なのかな。自分の気持ちに"嘘をついた"="心を誤魔化した" 

自分の女癖の悪さから、湊との間には溝ができてしまっていて、縮まることはない。少しでも湊の近くにいたくて同じ大学にも入ったけど、半径10メートル以内に近づかない、話しかけない等々の誓約書を書かされる。きっと湊は自分のことが嫌いだ、もうこの気持ちとは別れなければならない。自分が好きな”湊"を自分の中で死んだことにして、この恋を諦めよう。 たぶんそうするべきなんだって。

 

でもどうやったって

心に浮かぶのはこの笑顔

もうどうでも良くなって、いろんな人と付き合っていた透。でもその中に心から好きになった人はいない。諦めたはずなのに心のどこかには湊がいる。後々血が繋がってなかったら姉弟でも結婚できることを知ったけど、その時にはもう遅かった。

 

形の無い”思い出”に 仕舞いたく無いんだ

そんな時に出会った、湊とそっくりなギャルJK”みな”

デレデレの激重男子になるくらい、感情の乗っていない単なる時間の経過でしかない今までの恋愛の様な「形のない”思い出”」にはしておきたくないほど、みなが大好きになっていった。

 

 

僕が僕じゃないみたいだ
笑えるな 君のせいだ
どうしてくれんだ どうかしてんだ
君以外はもう見えない
愛に咲いた花の名前は Liar
遠いあの場所で揺れてる

今までたっくさんの人と適当に遊びで付き合ってきたけど、みなの「遊びの女関係を全部切ったら付き合ってあげる」という発言以降、毎日何かしらの傷を顔に負って帰ってくるほど真剣にみなと付き合おうとしてる透。透が透じゃないみたいだーーッッ。一途。

みながケータイを持ってないとなれば自分で契約してきて持たせるし、みなのためにバイトでお金をためて一人暮らしをはじめる。女関係をすべて断ち切ってみなに付き合ってほしいと言った時、みなが渋ってた中でのちょっとした動きで「え!!今頷いた!!?!頷いたよね!!??」って喫茶店で手を取って立ち上がっちゃう。みながエクアドルに行くから別れたいといってきたときは号泣して「別れたくない~~」。みながエクアドルに行ってから湊が訪ねてきた時、「みな?!」ってエクアドルの本を抱えながら飛び出していく。みなに会えなくてやつれていく透を心配して湊がみなに扮して会いにいくと、「もっと一緒にいたかった…」。そのくらいみなが大好き。みなしか見えていない。大親友の桂くんにも見せたくないくらい。

 

でも、きっと透は、ある時から自分は湊への思いをどうにか埋め合わせるためにみなを利用していたんだと思い始める。せっかく本当に好きになった人ができたのに、ここの愛の先にも結局自分の嘘があった。みなのことが大好きだけど、その根底には湊がいた。目の前にいるのはみなで湊じゃない、まだ自分にとって湊は遠い存在なんだ。

 

みなを利用していたことに気づいて透はみなに別れを告げる。

 

 

二番

また君に 嘘をついた
自分を飾って誤魔化した Ah
美しくいたいと思うほど
君が遠くなっていくのはどうして

湊は、自分を”飾って”ギャルの姿で透と付き合うようになった。最初はすぐに湊だと明かすつもりだったけど、透の”みな”へのあまりにまっすぐな思いに徐々に事実を言えなくなっていってしまう。申し訳ないと思いながらも"みな"と嘘をついたまま透と付き合い続ける。本当は湊だってばらしたい、こんな恋愛なんて成立するわけがない。本当の湊という姿でいたいと思うけど、透が見てるのは”みな”で湊じゃない。湊になりたいと思えば思うほど透からは離れていく気がする。

 

嫌だな 今日だって
柄にもないこと考えてる
今までの自分じゃ 君といられないって

はじめは、みな=湊 なんてすぐばらすつもりだったし、透は恋愛対象じゃなかった。でも、みなとして付き合っていくうちに透のまっすぐさに惹かれていく自分がいる。透との思い出で増えていくのはみなとの写真ばかり。もっと透といたいけれど、自分(湊)は透から嫌われているから、今までの自分(湊)じゃ君(透)とは一緒にいられない。みなに縋りたい自分がいる。

 

僕が僕じゃないみたいだ
笑えるな 君のせいだ
どうしようもないこんな僕が
悔しいくらい本気だ
愛に咲いた花の名前は Liar
鮮やかな色で揺れてる

ギャルの姿になって、透に嘘をついて、透のあんな一途な愛を”みな”として受けながら、中身は、透が「あんま話したくない人」というほど嫌っている湊。こんなに透の気持ちを弄んでるなんてどうしようもなく最低なやつだと自分でも感じている。そんなどうしようもない自分が、今まで何とも思っていなかった、むしろ、中高の透の女癖の悪さから、あまり好きではなかったはずなのに、そんな透を本気で好きになっていく。

でも、透が好きなのは湊ではなくて、みなで。「湊じゃダメなんだ、みなじゃなきゃ」という言葉にもあるように、この恋はみなじゃなきゃ成立しない。この愛の先にもLiar(嘘つき)がいた。

登場人物だけ見ると同じ。”みな”の立場で見ればこんなに鮮やかなこの恋愛も、”湊”という立場で見ると色がない。鮮やかな色で揺れているところは見えるのに、届かない。

 

湊は、透から別れを切り出されて別れて、その後烏丸くんとも付き合ったけど、どこかで透のことが心の中に残っていた。

 

 

 

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今まで互いに自分や相手に嘘をつきながら、

透は「みなじゃダメだ、やっぱり湊じゃないと」

湊は「湊じゃダメだ、やっぱりみなじゃないと」

ってすれ違っていた。

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透は、湊がケータイを二台持ちしていることを知って、水族館でのヤドカリの時のお話、烏丸くんにお姉さんと似た人と付き合ってると言われたこと等、今までのいろんな過去の出来事が思い浮かぶ。そして湊が不在の夜、”みな”に電話を掛けたところ、隣の部屋から着信音が聞こえる。みなに渡したはずのケータイが隣の部屋で鳴っている。透の中ですべてがつながって線になった。

 

同時にそのころ湊は、烏丸くんとのやり取りで湊としても透が好きだということを自覚する。次の日の朝、すべてを話そうと決意してホテルから帰ってくる。

そして、品川駅で、みなと透がであった時と同じようにぶつかり、一緒にあの丘の上へ行く。

 

 

 

あの嘘も この嘘も
今を作る 足跡なら それもいいか
君といる時の 自分が好きなんだ
それが本当の僕だ きっと

湊が透についた嘘、透が自分についた嘘、これまでの”みなと透”の関係にはいろんな嘘があった。でも、そのおかげで溝があった高槻姉弟の本当の気持ちを知ることができた。あの嘘もこの嘘もいろんな嘘がある中で、互いに好きだという気持ちは本当だった。”この気持ちを持っていた自分”こそが”本当の自分”だったんだ。そう思うと、今のことを思うとそれも悪くないか、と。透といるときの自分が好きだし、湊が扮していたみなといたときの自分が好きだ。これからは”みなと透”ではなく、”湊と透”として、またみなと透の様に付き合っていきたい、本当の姿で、もう一度、やり直したい。

 

僕が僕じゃないみたいだ
笑えるな 君のせいだ
こんな僕も悪くないな
君以外じゃそうは思えない

湊に対する気持ちに蓋をした透と透のことをあまり好ましく思っていなかった湊。互いに嫌われていると思っていた。それが今は、本当の姿、”湊と透”で付き合っている。まるで自分が自分じゃないみたいだ。

でも、相手が透だから、相手が湊だから、そんな自分も、悪くないって肯定してくれる。他の誰でもなく透と湊だから。

 

 

僕が僕じゃないみたいだ
笑えるな 君のせいだ
どうしてくれんだ どうかしてんだ
君以外はもう見えない
愛に咲いた花の名前は Liar
確かにこの手で揺れてる

たくさんの嘘の中で、何度も消えかけながら、それでも互いに本当の自分に気づくことができた。湊のちょっとしたいたずらの嘘がなければ透はずっと湊への気持ちを押し殺していたと思う。

 

嘘から始まったこの恋だけど、今は、自分の大好きな"湊"が、自分の大好きな透が目の前に、確かに、いる。透が小さい頃から持っていた湊への想いが実現したのは、今まで好ましく思っていなかった透への愛が芽生えたのは、2人ともがLiar(嘘つき)だったから

 

 

 

「迷子になったらだめだから、手つなご?」

嘘から始まったこの恋は今、確かにこの手で揺れてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じに思いました!!!いやーーーー。あーーーーSixTONES大好き(クソデカ感情)

爽やかで、綺麗で、でも切なくて、どこか自信なさそうで、何かを諦めてそうで。自分を否定しがちだった主人公が、北斗さんパートで「これもいいか」って自分を肯定してくれてたのが私は本当に嬉しかった。最後には「確かにこの手で揺れてる」って………。成就しとるが……!!結婚おめでとううううううう!!!!!!こんなん泣く……ピェ(情緒)

 

読んで分かってもらえたと思うけれど、1番は透目線、2番は湊目線、「あの嘘もこの嘘も〜」以降は2人の目線で考えました。

同じ歌詞なのに、こんなにも明るくなるんだって鳥肌たった。

 

何回も言うけどほんと色んな捉え方があるし、普段可愛いかっこいいしか言ってなくて深く考えるのができない私が考えたので、共有するまでもなく多くの人が考えついてると思いますが!!!忘れそうだったので残させてください。

 

読むスピードが早い方だと、4:09で読めると思います。僕僕を流しながら書いたんですけど、最後に行くにつれて自分の表し難い思いが膨らんできて浸りながら書いたので(?)2番とかラスサビに行くほど結構余裕あるかな、と。ぜひ僕僕を流しながら読んでください(?)

 

 

あと、初回Aを持ってる人はこれを読んだ後に北斗さんのソロアングルを見てほしい。ぜひ、表情を見てほしい。この感想を書いた後で自分の願望も込めちゃってるけど、欲しいところで欲しい表情をくれる、気がする。北斗さんの中には透がいるから、映画を通した僕僕を表現している、ように見える。(ちょっと押しつけが過ぎるかなごめんなさい)

 

 

 

MVの鏡なしの場所でソロで歌ってる場面見ても思ったけど、

泣いて、目に涙が溜まってる状態で爽やかな光に出会う、そんな曲な感じがします。

 

 

 

耶雲監督「(僕僕を聴いて)びっくりした。SixTONESってこういう歌も歌うんだって。一応こっちからもオーダーしたけど、映画とすごく合ってる。『歌詞がめっちゃ良いじゃないですか』ってレコード会社の人に言ったら『脚本めっちゃ読みましたもん!』って」

 

 

北斗さん「透の歌だなと思いますし、ある種湊の歌でもあると思います」

 

 

 

なんか泣きそうだから終わろう(笑)。北斗さん、この楽曲にこの映画に出会わせてくれてありがとう。この主題歌がSixTONESで、「僕が僕じゃないみたいだ」で本当によかった。ライビュでも言ってたけれど、映画がこの歌に支えられて、この歌は映画に支えられている、相乗効果を及ぼしあえる二つだと思います。

 

あーーーーーほんと素敵な映画に素敵な楽曲!!(大声)

 

こんなけいろいろ偉そうに言いつつ、「これで嘘は終わり」の透くんを思い出せずにいるんですよね私。殴ってくれていいです。あのシーンかな、あのシーンだよね、あのあたりもう感情がいろいろ暴走してたからな〜😂というか最後の「迷子になったら〜」の文合ってますかね?ニュアンスで生きてる人間なのでいろいろ間違い等あったらすみません!!!

 

それらを確かめに、もう一回映画館行って来ようと思います🏃‍♀️🏃‍♀️

 

 

 

 

 

ここまで読んでくれた方、もしいたらありがとうございました!!!